福岡県飯塚市の廃村 安道集落#
探索日#
- 探索日 : 2019/3/30
- ページ最終更新日 : 2022/5/26
安道集落跡#
飯塚市の南部、内野と呼ばれる地域は
かつて長崎街道の宿駅の一つである内野宿も存在した交通の要所である。
現在も国道200号線が縦断しており交通量も非常に多く、その重要性は変化していない。
この国道から東に外れた谷沿いにある廃村が 安道(あんどう)集落跡 である。
かつての集落#
この安道集落について、明治初期編纂の「福岡県地理全誌」の阿恵村の項には
安道 三戸という記述がある。このほか、古い地形図には地名が記載されている。
ここで作業をしていた方からは以下のような情報を得た。
・昔は家があった
・井戸があったが今は藪の中に隠れており危険
・安道大明神(後述)は林道開設時にお守りとして作られた
・洞穴については由来は不明現在の集落#
現在家屋は残っていないが、耕地は今でも使われているものがあった。
また、集落の入口付近では由来不明の洞穴を発見した。
集落の現状#
謎の横穴#

集落の入り口付近には写真のような洞穴が口を開けていた。
正直怖いので近寄りたくなかったが、見つけた以上は入らなければ…

洞穴内部の画像。内部は10~20mで行き止まりになっていた。
壁面は堅く目立った崩壊などは見つからなかった。
用途等は不明である。
なお画像下の残影は撮影者の指。
決してヤバいものが映り込んだわけではない。
集落跡#

謎の穴を後にして林道を登ると集落跡が見えてくる。
耕地のいくらかは今でも現役のようだ。


この地に祀られた「安道大明神」。
側面の記述によれば建立は昭和六十年四月。
建立者は東京の企業の社長とのことで、やや意外である。

なにこれ
放棄された耕地と、木に括り付けてあった飾り(?)


集落上流部の段状の耕地跡と石垣。

かつて家屋があったと思われる場所。


付近では瓦や食器の破片、割れた壺などを発見した。
なお井戸については未発見。