佐賀市三瀬村　丸田集落 #

探索日 #

丸田集落は佐賀県佐賀市三瀬村にあった集落。
1956年に竣工した北山ダムによって水没した集落の一つ。
同じく北山ダムに水没した集落としては落合、中谷、下ノ原、関屋、明神原、井田集落がある。

集落跡の大部分はダムに水没していると思われる。
探索日は北山ダムの貯水率が25~30%程度であったため、普段水没していた集落跡地の大部分が地上に姿を表していた。

集落遠景1
集落遠景2
集落遠景3
集落跡の風景。美しい…

屋敷跡1
屋敷跡2
屋敷跡。

コンクリートの何かと、陶器片。
探索時は食器の破片かと思ったが、今見てみると碍子の一部のようにも見える。

甕

屋敷跡3
別の屋敷跡。

遺物1
遺物2
遺物3
別の屋敷跡と遺物。

遺物4
このような遺構はよく見るが、一体何のための物なのだろう。
井戸にしては浅い気もするので、便所だろうか。

屋敷跡4
集落東部、山側の屋敷跡。

集落は谷の入口に位置しており、谷の上流部は農地となっていた。
離村後もこの農地は最近まで利用されていたのかもしれない。

古地形図は集落の北側にある谷にも二、三軒の家が描かれている。
探索したところ、この場所では墓地や石碑を発見した。

墓地へ続く階段。

「田一段三畝六歩」の石碑。これは墓石ではないようだ。
「寄進大正十四年」、「?野田一四八四番地」の文字があり、土地の贈与に関する記念碑であろう。
村影弥太郎さんのページによれば付近に養行寺という寺院があり、それに関するものかもしれない。

「倶會一処」の石版がある墓地。
離村よりも最近整備されたと思われる。