佐賀市三瀬村 明神原集落 #
探索日 #
- 探索日 : 2021年11月
- ページ最終更新日 : 2022年6月2日
明神原集落跡 #
明神原集落は佐賀県三瀬村にあった集落。
1956年に竣工した北山ダムによって水没した集落の一つ。
同じく北山ダムに水没した集落としては
落合、
中谷、
下ノ原、
関屋、
丸田、
井田集落がある。
かつての集落 #
古い地形図には地名表記は無いものの、村影弥太郎さんのページによれば明神原という集落があったらしい。
航空写真でも複数の家屋が確認できる。
また古地形図では集落北東部に神社のマークがあり、「野波神社」という。
ダム建設の際に別の場所に移転したが、その後ゴルフ建設に従い更に移転したとのこと。
現在の集落 #
集落跡の大部分はダムに水没していると思われる。
探索日は北山ダムの貯水率が25~30%程度であったため、
普段水没していた集落跡地の大部分が地上に姿を表していた。
明神原集落を一望する。
集落跡の一部はダム水没による土砂で埋没してしまったようだが、山側では屋敷跡が確認できた。
今度は反対側から集落を眺める。
左奥にある岩山がかつての野波神社の跡地と思われる。
かつて家屋があった跡地。
屋敷跡の遺物。
レンガや人工物の石柱など。
何らかの遺構。
野波神社 #
野波神社は古い航空写真では木々に覆われていたようだが、現在は水没して土砂が流出している。
遺る遺構はこの大岩に描かれた図(?)のみであった。
向かって左の人物は笏を持っているように見えるが、詳細は不明。
流石に、移転の際にこの岩ごと動かすのは難しかったのであろう。