佐賀県唐津市七山 嶽川集落 #
探索日 #
- 探索日 : 2019年2月
- ページ最終更新日 : 2022年5月28日
嶽川集落 #
七山村は佐賀県北部の山間部に位置しており、2006年に唐津市に編入された。 嶽川(たけのかわ)集落はその旧七山村に属していた集落である。 集落は谷頭の緩斜面に位置しており、現在も地形図に地名と幾つかの建物が記載されているものの 既に無住であると思われる。
かつての集落 #
この集落を1997年に調査したレポートを、インターネット上で発見した。
附近の集落の住民からは「タケンコ」と呼ばれている事や、かつては3軒の家があったということがわかる。
集落の現状 #
今でも田んぼが作られていることがわかる。(2月なので当然ながらまだ植え付けは行われていない)
道の脇に庚申塔があり「金剛庚申塔」の文字が確認できた。
家屋は既に廃屋となっていた。
2か所の墓地を発見。いずれも最近まで手入れが行われていたようで整った印象がある。
集落東側には祠があった。 墓地と同じく、こちらもよく手入れされていて綺麗である。
「嶽河 熊野権現」という記述があった。 墓地や祠はよく掃除されており、集落自体は無住となった後もまだ人間の温もりを感じさせた。
家屋があった谷の西側の谷(嶽川川上流)の耕地跡。 古い航空写真では耕地が確認できるが現在は藪に覆われている。